佐賀県立宇宙科学館がどんなところか気になっていませんか?
子どもたちに科学にもっと興味を持ってくれたらいいなと思い、わが家の小学4年生と1年生を連れて行ってみました。

2時間程度の滞在のつもりでしたが、たくさんの展示を見て回ったり色んな体験をしていたら楽しくて時間が足りませんでした。詳しく感想をご紹介したいと思います。
基本情報
佐賀県立宇宙科学館は、佐賀県武雄市にある県立の科学館です。
料金は次の通りで、「常設展示・企画展観覧料」と「プラネタリウム」は同額。セット券だと別々に購入するより少し安いです。
- 常設展示・企画展観覧料:大人520円、高校生310円、小中学生200円、幼児100円
- プラネタリウム:大人520円、高校生310円、小中学生200円、幼児100円
- セット券:大人930円、高校生550円、小中学生360円、幼児180円
展示の内容を踏まえると、良心的な料金設定だと思います。
無料の駐車場が約500台あります。

公共交通機関でも行けなくはなさそうですが、バス停から少し歩くようなので、車でのアクセスが便利かと思います。
3階:宇宙発見ゾーン
まずプラネタリウムを最初に見ることにしました。
プラネタリウムはドーム直径18mと、福岡県立青少年科学館のプラネタリウム(直径23m)よりはコンパクトですが、機器は2023年に整備された貴重な光学式プラネタリウムと公式HPに書かれていました。
投影は1日5回で内容は4種類なので、事前にHPで見たい内容と時間をチェックしておきましょう。

訪れた日は月曜だったのですが、夏休みだったため団体客が多く満席でした。
私は席の端で見ることになり少し見づらかったですが、夫は比較的後部の座席で見やすかったそうです。
もし可能ならできるだけ中央の席を確保することをオススメします。

プラネタリウムを見た後は、そのまま3階で宇宙発見ゾーンを見て回りました。常設展示は大きなスクリーンや体を使って体験できるものが多く、どれもやってみたい!と感じるものが多かったです。
「スペースタイム アドベンチャー」は宇宙の長い歴史を見ることができる大きなスクリーンで、自分がその時の流れの中にいるかのような迫力ある映像で内容に引き込まれました。

4人で協力して衛星を組み立てるゲームや、星をタイミングよく踏んでゴールを目指すゲームなど、年齢も身長も関係なく楽しめました。

重力の違いを体験できる「グラヴィティ ジャンプ」は身長130cm以上が対象なので、今回は断念。子どもがもう少し大きくなったら、また来たいと思います!
1階〜2階:地球発見ゾーン
「地球発見ゾーン」は単なる展示ではなく、体験できるものが多く楽しかったです。
「スペースサイクリング」と呼ばれる自転車でロープを渡るものや「リニアモーターカー」など他では見られないスケールの大きな展示が多い印象。
「スペースサイクリング」は息子がしばらく並んでいましたが、待ち時間がかなり長かったので途中で離脱しました。
大人の私が個人的に好きだったのは、体の動きに合わせて骨や筋肉の動きが見える展示物。

ガイコツは少しドキッとしましたが、自分の動きに合わせて展示物が動くことで骨の動きや筋肉の動きがわかるというもの。自分の身体の中でこんな風に動いているんだ!というのがよくわかりました。
どの展示も全部試したくなるようなものが多く、あっという間に時間が過ぎていきました。
1階:佐賀発見ゾーン
「宇宙発見ゾーン」と「地球発見ゾーン」を見たあとに行ったので、最後にバタバタで見ましたが、こちらも長く時間を取ってゆっくり見たくなる施設でした。

水辺の生き物や鉱石があったり、武雄市にあるだけに本物の温泉にさわれたりと、自然関係のものがたくさんあります。
マインクラフトに出てくるような鉱物が詳しい説明つきで多く展示されていて、「これが本物か〜」とつい読んでしまいます(^_^;)

展示スペースが洞窟の中を歩いているような雰囲気で、探検しているかのような気分になりました。
大きな恐竜の化石も所狭しと展示されていました。

海の展示物はたくさんの種類がいて、ゆっくり眺めたかったです。

企画展
2025年の夏は、磁石を使った展示の企画展の「マグネット」が開催されていました。

磁石を使った対戦できるゲームや、身近なもので磁石が使われているものの仕組みが見られたりして、楽しく磁石の不思議を体験できました。

公式ホームページの動画で企画展の内容が紹介されていたので、事前に見て予習をしておけるのも良かったです。
今回の企画展では職員の方の手作りによるものもあり、過去の企画展では「ビー玉コロコロ装置」や「恐竜展」など、定期的に見ごたえのある企画が開催されているようです。
その他の施設(レストランや休憩場所)
科学館の中に、読書スペースもある広めの図書館があります。

科学系の本が多く子どもたちが好きなサバイバルシリーズも置いてあり、時間があればゆっくり読みたくなる場所です。
またおしゃれなレストランや未就学児向けの「こども広場」もありました。

飲食の持ち込みができるフリースペースも屋内、屋外ととても広かったです。お弁当を持ってきてもいいし伊三郎製パンも販売されていたので、子連れでも安心して食事ができそう。

ショップは科学館のオリジナルのグッズや工作キットなど、充実の品揃え。

遠方から来られた方はこちらでお土産も買えそうです。
まとめ
子どもたちは興味をもって楽しんでくれました。特に企画展の「マグネット」は、わが家の子たちは磁石は砂鉄を取るときに使うくらいと思っていましたが、色んなことができると知ることができたのは良かったです。
土曜の夜は、天気が良ければ望遠鏡で星を見る観望会を開催をしていると公式HPにありました。
この日は次の予定があったので3時間ぐらいでバタバタと見て回りましたが、宇宙と科学と自然と盛りだくさんで、じっくり見るのであれば半日以上はかかりそう。
今度は丸一日時間を取り、お弁当を持ってゆっくり見に来たいと感じました♪
訪問の参考になれば幸いです。
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