カンタンに写真を明るく。明るさを調節する露出補正

仕事

運動会の写真がなぜか暗いと感じたり、お祭りの写真がブレた写真ばかりになってしまったということはありませんか?

暗い写真はあとから明るくするという手段もありますが、手間が掛かるし限界もありますよね。最初から明るく取れたほうが、後で調整する必要もありません。

わたしは仕事で広報課に5年間所属し、毎日のように広報用の写真を撮っていました。

わたしが仕事でカメラを使い始めた当時は、フィルムカメラだったため写真屋さんで現像してもらうまでどんな写真が撮れたかわからず、大事な記録写真が真っ暗だったり真っ白だったりして先輩や上司によく怒られました(>_<)

その後、後輩の写真や同僚の写真を見ていると芸術的なセンスとか高度な技術など関係なく、ちょっと気をつければもっと良くなる写真なのになぁ~と思う写真がたくさんありました。

そんな気をつけた方が良いことの中でも一眼レフやミラーレスカメラ、スマホで写真を取るときの写真の明るさについてご紹介したいと思います。

結論

スマホの場合は、カメラの画面でピントを合わせたい位置をタップすると、◯の周りにちょんちょんと線が入った太陽のようなマークが出るので、それをタップしながら上下させれば明るさを変更できます。

左が明るく、右は暗くしてみた

上にあげると明るくなり、下にさげると暗くなります。スマホの場合、撮る前に画面を見ながら明るさが確認できるので失敗しにくいかと思います。

一眼レフやミラーレスカメラは、◩(四角が斜めに区切られたマーク)に+(プラス)と-(マイナス)が書かれたマークのボタンがあります。どのメーカーのカメラでもだいたい同じです。

ニコンのカメラだとこんな感じ

このボタンを1回押し、または押しながら調整するとプラスになったりマイナスになったりします。

調整の仕方はどんなカメラを使ってるかによって異なりますが、先ほどのカメラでは先ほどのボタンを押しながらクルクルダイヤルを回したり、ボタンを離して画面上で加減を調整します。

メーカーや設定によりやり方は色々あると思いますが、よく使われる機能なので探せばすぐに出てくると思いますよ。

プラスが明るく(白っぽく)、マイナスが暗く(黒っぽく)なります。

露出補正を使った方がいいとき

露出補正を使った方が良いのは、次のような場合です。

☆プラスにした方が良い場合

  • 晴れている日に外で撮る写真
  • 桜などの白っぽい花をアップ、または構図の大部分にして撮る場合
  • 証明写真を白い壁の前で撮るとき
  • 白い生き物(白っぽい犬 等)
プラス1.0した写真

★マイナスにした方が場合

  • 夜のお祭り
  • 深い緑の山や森が大部分を占める写真
  • 夜景、夕景
  • 暗い部屋で撮るとき
  • 黒い生物(黒い猫、カブトムシ など)

絶対ではないですが、写す構図が明るい(白っぽい)ときはプラス(明るめ)、暗い(黒っぽい)ときはマイナス(暗め)にと覚えておくと良いですよ!

ちなみにマイナス補正すると、シャッタースピードの設定がオートのときはシャッターが速くなりやすいので、手振れもしにくくなります。

逆光のときは、フラッシュを使うと良いということを聞いたことはありませんか?

確かにフラッシュを使ってもいいのですが、フラッシュが無かったり写すものが遠すぎてフラッシュの届かないときは、露出補正をプラスにした方がいいです。

まったく写ってないということが減りますし、光の当たり具合によっては素敵な印象の写真になったりしますよ!

露出補正を使わないとどうなるか

暗めの部屋や夜のお祭りの写真がブレまくって、撮れていなかったということはありませんか?

カメラが暗いところをできるだけ明るくするために、シャッタースピード落ちるためにブレやすくなるんですね。

ISO感度を極限まで上げればブレにくくはなりますが、感度を上げすぎるとノイズが増えて限界がありますし、暗いところでは写真も暗くした方がその時の実際の雰囲気が写真にも残りますよね。

また、運動会などの写真を撮る時、外はとても明るいのに子どもたちの顔が暗くなったりしたことはありませんか?

空や地面が明るすぎるために、「撮ろうとしている写真全体が明るすぎる」とカメラ自体が認識して暗くしてしまうんですね。

その結果、なんだか人の顔の写りが暗いなぁと感じることがあります。実際にその場にいて日が照っていて明るかったなら、なおさら写真は暗く感じます。

そういう明るい場所ではプラスに補正して全体を明るくしてあげましょう。お子さんの顔もちょうどいい明るさになりますよ(^_^)/

なぜ明るくなったり暗くなったりするのか

基本的にスマホでも一眼レフでも、オートで撮る場合はカメラが明るさを測定し自動で明るさを調整してくれています。

カメラが調整するなら、最初からカメラがちゃんと調整してくれればいいじゃないかと思いますよね。

でも、カメラは明るさを白っぽいか黒っぽいかで判断し、ちょうどいいグレーぐらいになるように調整しています。

そのため、外で撮る写真は空が明るすぎて全体的にバランスをとるために下の方が暗くなってしまいます。

この写真は背景が白いので、プラスにした方が実際の見た目に近かった

暗い場所でも同じように暗いところが黒すぎて、明るくしようとしてしまいます。

カメラの設定によっては、ピントを合わせたところを中心に明るさを調整する場合もあり、人が暗くならないように調整するものもあります。

最近のカメラ、特にスマホは、どんな場面でもちょうどいい明るさで撮ってくれるように進化しているように思います。技術の進歩はすごいですね。

ただ、まだまだ完ぺきとは言えませんし、どうして明るすぎたり暗すぎたりする写真になるのか知っておけば、おかしいと思ったときに対処しやすくなりますよ♪

まとめ

写真の明るさを変える、露出補正についてご紹介しました。

私は一眼カメラで外で子どもたちの写真をとるときは、常にプラス0.7くらいにしています。明るすぎると写真の一部に白飛び(真っ白になる)部分が出てくることがあるので、この辺りは好みですね。

フィルムで写真を撮影していたときは、現像するまで明るさがわからずよく失敗していましたが、今は撮った画像をすぐ確認できるので失敗写真が減りました。

露出補正を使いこなして、いい写真をたくさん残しましょう(^_^)/

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