スペースロボ7がどんな工作キットか気になっていませんか?

とある場所で小学生向けの工作イベントがあるということで申し込んだのですが、抽選で落ちてしまいました。
そこでイベントで使われた工作キットと同じものを自分で購入し、子どもと一緒に作ることにしました。
イベントで使われたのは「とことこペンギン」だったようですが、インターネットの通販で調べていたら同じ会社が販売している「スペースロボ7」のほうが長く遊べそうだったので、小学4年生の長男にはこちらを購入してみました。
結論としては、作る過程で楽しみながら学ぶことができて良かったです。
今回は、小学1年と4年の子どもが実際に作ってみた様子と、遊んでみた感想を正直にレビューします。
基本情報
スペースロボ7は「株式会社イーケイジャパン」という福岡県太宰府市の会社が販売しています。
1949年創業の会社から分社してできた会社だそうで、歴史のある会社なんですね。
工作といえば「タミヤ」さん、プラモデルといえば「バンダイ」さんにいつもお世話になっていますが、地元の九州にもこのような工作キットを作っている会社があるということを知り、なんだか嬉しくなりました♪
MADE IN TAIWANだそうです。

価格は約2,000円と安くはないものの、ネット通販で買うと工作教室(2,400円)に行くのより少し安く買えたので良かったです(^_^;)
作成過程、良かった点
どちらも説明書に、部品の「バリ(突起)」を丁寧にニッパーで切りとるように書かれていたので、次男の「とことこペンギン」は私が手伝いながら作りました。
小学4年の長男は、ほぼ一人で完成させました。
とことこペンギン
まずは次男が作ったとことこペンギン。部品はそれほど多くありません。

説明書は20ページとボリュームがありました。

20ページといっても図が大きめなので、わかりやすかったです。

ニッパーで部品を切るのは難しそうなので、私が切りました。
組み立ては、小学1年の次男でも説明書を見ながらほぼ一人でできました。

モーターにつながったギアが回って動力がどのように足の部品へ伝わるかを、作る過程で理解しやすかったと思います。
バッチリ完成!
と言いたいところですが、作る途中で太陽電池に日光を当て動作を確認しながら作るように説明書には書かれており、曇りや雨の日が多く本当に動くか確認できないまま完成させてしまいました(^_^;)

電線の接触が悪かったらどうしよう、と思っていましたが、薄い雲が出ている日にしばらくベランダに置き続けていたら動き出したので安心しました。
作成には1時間半くらいかかりましたが、高学年のお子さんなら1時間かからずに作れるかもしれません。
スペースロボ7
続いて長男の作ったスペースロボ7です。
難易度は「3」となっており、難易度「2」のとことこペンギンのよりも少し難しそう。

部品は「とことこペンギン」よりも小さいし数も多く、細かいシールまで付いています。

「とことこペンギン」と違いこちらは単四電池で動くので、組み立て途中で動作を確認しながら作成できるのは良いですね♪

コンデンサという部品に電気を少しだけ貯めることで、夜でも数十秒動かすことができます。
もちろん直射日光があれば、太陽電池でも動かせます。
タイヤで動く小型の車(チョロQのようなもの)や、モーターの動力が足に伝わって四足歩行で動く犬や二足歩行のヒトの形にもできるところが面白いです。
一つの工作キットでこれだけ動かし方にバリエーションがあるものは、見たことがないと感心する夫。
天気が良ければ、永遠に回り続けそうなスペースステーション型になるのも面白いと思いました。
一気に作れば半日で作れるかもしれませんが、平日の夜、毎日遊びながら少しずつ作成し、5日くらいで全部作り終わりました。
気になった点
基本的には買ってよかったと思っていますが、「もう少しこうだったら良かったな」という点もご紹介します。
直射日光が必要な点は注意
「とことこペンギン」は市販の電池は使えないため、太陽電池で充電する必要があります。※白熱灯でも充電できるようですが、うちには蛍光灯かLEDしかありませんでした(T_T)
強めの日光でないと充電できないようで、雲が厚いとなかなか反応せず、動き出すまでは接触が悪くないか、電線が切れていないかかなり心配しました。
薄曇りでも10分くらい光をあてておけば動きますが、我が家の子は10分待つのも難しかったです。
でも太陽電池で電気を作るのは大変なんだなぁ、と実感することができました。
スペースロボ7は、単四電池でも動かすことができるのが良かったです。
遊べる期間が短い
スペースロボ7は1週間位はシールを貼ったり、電池で動かしたり晴れた日に外に持ち出して遊んでみたりもしました。
しかし、1〜2週間経ったところでパッタリとさわるのをやめてしまいました。作り上げるまでは、楽しみながら太陽電池やギアの構造などの学習になったと感じたのでそれでも十分かもしれません。
とことこペンギンは晴れた日限定でしか動かせないところも、遊びどころが難しいですね。
タミヤのロボクラフトシリーズ(昆虫対戦セット)という工作キットを、長男が小学1年のときに夫がメインで一緒に作ったことがありました。

こちらは作ったあとも定期的に引っ張り出して遊んでいるので、長く遊べる工作としてはこちらもオススメです。
まとめ
子どもたちと工作キットを作った感想をご紹介しました。
「とことこペンギン」は部品点数が少なめで、小学校低学年でも作りやすく、ギアの構造や太陽電池でモーターを動かすところはしっかりと理解できました。
「スペースロボ7」は小さな部品が多く小学校高学年向けかと思いますが、ギアや太陽電池だけでなく、モーターの動力がいろんな動きに変わることも学べたところが良かったです。
工作といえばタミヤさんの製品にかなりお世話になっていますが、「スペースロボ7」は組み替えていろんな動きができるのところが素晴らしく工作好きのお子さんにオススメしたいと思いました!
参考になれば幸いです♪
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