あなたはお子さんと何して遊んでいますか?
うちの子はプラレール、ニューブロック、トランプ、すごろくなどで遊んできましたが、だんだんとマンネリ化してきました。
かといって、switchなどのテレビゲームばかりもさせたくないし・・・。
そんな時にポケモンカードのことを知り、一緒に遊んでみました。
すると夢中になって遊んでくれた上に、数字やひらがなにも強くなりました。
そんなポケモンカードについて、1年以上子どもと遊んだ体験をご紹介します。
初めて遊んだのは次男が4才半のとき
長男が小学1年の7才半、次男が年少の4才半のときに買いました。
当時Switchは持っていませんでしたが、兄弟でポケモンのアニメをよく見ていたので、子どもたちはポケモン関連グッズにかなり興味津々。
また、次男はよくトランプで遊んでいたので、数字を読むことはできていました。
公式HPで対象年齢は9才以上となっていますが、簡単な計算ができれば遊べそうと思い購入してみました。
ルールをおぼえるのは少しむずかしい
私自身はテレビゲームのポケモンはやったことがありましたが、ポケモンカードは全くやったことがなかったので、子どもたちと一緒に一からルールをおぼえました。
最初にデッキと呼ばれるカードのセットや遊ぶのに必要な道具がすべてそろっている、ファミリーポケモンカードゲームを買いました。
ファミリーポケモンカードゲームには、保護者用と子供用の2種類説明書が付いていて、説明書についている指示通りに対戦をするとだんだんとルールがわかるようになっています。
3,4回目くらいからルールがわかってきて、だんだんと面白くなってきましたね。
「弱点はダメージを×2する」という基本的なルールもあります。
かけ算を習ってない子どもたちには、弱点や抵抗力を理解するのは難しいと感じましたので最初はルールに入れませんでした。
トランプの神経衰弱やババ抜きよりルールはかなり複雑に感じたので、おぼえるまで少し根気がいると思います。
うちの子どもたちはポケモンで遊ぶということがうれしかったのか、ルールはわからなくても最初から楽しんでいました。
ポケモンカードのメリット
ポケモンカードで遊ぶようになって、良かったと思うことが3つありました。
計算の練習になる
相手のポケモンに攻撃をしてダメージを与え、HPよりダメージが多くなったらそのポケモンが気絶する、というのがゲームの大きな流れです。
そのダメージはダメカンと呼ばれる10、50、100の数字が書かれた丸い小さな厚紙を使って数えます。
例えばピカチュウが「しっぽではたく」というワザで攻撃をすると、20のダメカンを相手のポケモンカードの上にのせることになります。
2 回目の攻撃でさらに20のダメージを与えると40ダメージとなり、20と20で40になるいうことがわかります。
さらに20のダメージを与えると40+20で60のダメージになるのですが、このときに50のダメカンが用意されているので、60のうちの50を50のダメカンにかえることで、50と10で60になることもわかるようになりました。
さらに、90のダメージに20ダメージ追加で110などという、幼稚園児には少し難しい「繰り上がり」も考えることになるので、いい計算の練習になっていると思います。
ダメージの数が大きくなっても、とにかく10ダメカンがいくつぶんか意識すればいいので理解してくれやすかったです。
子どもたちはこのような計算を楽しみながらするので、計算はかなり得意になりました。
「きずぐすり」で30ダメージ回復するなどというカードもあるので、引き算の考え方を知る良い機会にも。
また攻撃で、コインを投げてオモテの数×40ダメージなどもあるのですが、さすがにかけ算は大人が計算してあげないと難しかったです。
今では5才になった次男も、足し算や引き算はもちろん、簡単なかけ算も自分でわかるようになりました♪
文字を読む練習になる
ポケモンカード1枚の中には、ポケモンの「名前」、「ワザ」が1〜3種類、トレーナーズと呼ばれる「グッズやサポートの説明」を読んで理解する必要があります。
といってもそう難しい日本語ではないので、自分で読んで理解していました。
話はズレますが、子どもたちは絵本も自分で読むことがあり、ポケモンカードのおかげかひらがなもカタカナも読むスピードが速くなっていました。
ポケモンカードには簡単な漢字も含まれていますが、ほとんどにルビがふってあるので自分で読むことができます。
5才の次男は、ポケモンカードでよく使われている漢字(相手・自分、山札や手札、1枚・1匹、以上や以下 等々)はルビが無くても読めるようになりました。
先を読んで考える
7才の長男は、あと何回攻撃すれば相手のポケモンが気絶するかや、きずぐすりで回復しながら自分のポケモンが何回攻撃されても耐えられるか、など上に書いた計算を組み合わせて頭の中で考えています。
また、戦闘中のバトルポケモンを、控えにいるベンチのポケモン5匹と入れ替えることができますが、どのポケモンに入れ替えられると負けてしまうか、なども意識しながらやっているようです。
追加で購入したポケモンカードには、ポケモンのダメージを少なくする「なべメット」や、攻撃されたときに相手にダメージを与える「ゴツゴツメット」などがあり、計算が複雑になっていきます。
それでもがんばって自分で計算していますね。
暗算でやっているのですが、勝ちたい気持ちが強いのか、かなり正確に計算しています(^_^;)
大人のわたしが先を読み間違い、負けてしまうことも多々ありますね。
次男は先のことを考えながらバトルするのは、5才になった今でも難しいようです。
ポケモンカードのデメリット
良かったことに比べれば大したことではないですが、小さい子とポケモンカードで遊ぶにあたりほかの遊びと比べて気になった点をあげておきます。
カードのシャッフルが難しい
カードが一般的なトランプより大きく、トランプを混ぜるときによくやるヒンズーシャッフルがうまくできませんでした。子どもは手が小さいので特に難しいようです。
ポケモンカードは、ゲームの前によく混ぜておかないと、進化するポケモンが並んで出てきてしまい明らかに有利になってしまいます。
そのためうちではディールシャッフルと呼ばれる数枚ずつの山を作って、最後に重ねる混ぜ方を必ずしています。
今では慣れましたが、このシャッフルの仕方は少し時間がかかるので手際よくやる必要がありますね。
コインがうまく投げれない
コインを投げてオモテが出るかウラが出るかで効果が変わるカードがたくさんありますが、次男にはコインを投げるのが難しいです。
全然コインが回りません(^_^;)
7才の長男は、なんとか最初からコインを投げていました。
コインのかわりにサイコロを投げてウラオモテを決める「コインサイコロ」というものも販売されています。
それを買うか、手持ちのサイコロで表と裏を決めて使ってもいいと思います。
カードに書かれている文字が小さい
子どもたちは、実家のおじいちゃん、おばあちゃんとよくトランプなどで遊んでもらっています。
ですが、おじいちゃんおばあちゃんにはポケモンカードは字が小さすぎて読めないと言われました(+_+)
ポケモンを知らない世代だし、ルールも少し複雑で難しいですしね。
アラフォーのわたしでも、結構キビシイと感じる文字の大きさです(^_^;)
やり込むとルールがさらに難しい
ルールは少し複雑と上の方で書きましたが、カードを増やしていくとさらに次のようなルールがわからなくなってきました。
- 攻撃のワザと似たような効果を持つ「とくせい」があるポケモンがいる
- どく、ねむり、こんらん、やけどの効果やいつそれが治るのか
- 「ダメカン1個のせる」のダメカンとは10のダメージのことである・・・など
1年以上やっていますが、いまだに覚えきれなかったりわからないルールが出てくるので、インターネットで調べながらやっています。
ヤフー知恵袋などでもたくさん質問が出てくるので、みんな悩んでるんだなぁと感じます。
子どもたちだけで勝負させると、長男が強いのは当然ですが、長男が自分の都合のいいようにルールを理解することがあるようなので、親の自分が見ていてあげないと2人だけで遊ばせるのは難しいなぁと思うこともありました。
なので、小さい子がゲームするときは、初めての人向けのファミリーポケモンカードゲームやバトルアカデミーがおすすめです。ルールがわかりやすいカードがほとんどです。
ファミリーポケモンカードゲームについては、こちらにも詳しく書きましたので良ければご覧ください♪
おわりに
子どもたちとポケモンカードで遊んだ感想をご紹介しました。
長男が7才半、次男が4才半という対象年齢(9才)より少し小さいときに買いましたが、1年以上楽しく頭の体操にもなりながら遊べていますし買ってよかったです。
遊ぶためには10、20などの二桁の数字がわかるようになっておく必要はあると思います。(ただ、11とか15とか1ケタが0でない数字はないです)
1枚数百万円するカードがあることなどで話題になったりしましたが、子どもたちと遊ぶには必要な道具がすべてそろった2,3千円のセットで十分に楽しめますし、数字や文字に慣れ親しむことができて一石二鳥です。
しばらく遊んでると、新しいカードも欲しいと言い出しました。
1枚が安いからといって次々に買ってしまうと出費も増えますし、カードがあふれて片付けが大変になるので気をつけましょう・・・(^_^;)
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